たった14分でこんなにも楽めるって凄えな...しかも今の時代から観ても十分通用する映像表現が兎に角面白い、面白過ぎる。
映画の黎明期ならではの特撮の工夫、斬新さ。月の目にロケットがぶっ刺さるなんて月への憧れがあった当時だからこそ出来た発想ですよね。当時の人々は画面に広がる未知の世界にもう驚いた事でしょう。
筆者も当時の人々の目線になり切るかと思って観ましたw でもどうした事か、やはりなり切れず。が、間違いなく1902年の観客が心の中に現れた。...びっくりでしたね、もう夢中になって見入ってしまいました。
それにしてもCGで目の肥えた筆者でもこんなに興奮して観られるとは予想外で。というか俺の場合はアナログ特撮派だからかも知れんな。ふんだんに使われる実写の特撮ってやはりロマン溢れていますね〜。
あと当時の人々はこんな現代人の端くれ以上に感激しながら観たんだろうな...
今の世でいうスターウォーズ、ジョーズ、ジュラシックパーク、トランスフォーマーかアバターくらいの革命だった事でしょう。
映画はどんな時代でも異世界で我々を楽しませてくれる。だからこそいつまでも観ていられる。そう思える、メリエスの名作でした。