主要キャストだけで見応えあったうえに、ジョン・タトゥーロも出てるなんて!!
ショーン・ペンとロビン・ライトの二人のやり取りと距離感が1番印象的だけど、
ゲイリー・オールドマンが主役食ってたなぁ〜。ジョントラボルタみたいなロン毛で、風呂に入らぬ油ぎった髪と髭、いつも同じ革ジャンを着た汚らしい「狂犬」のような鉄砲玉だが、彼の暴力は兄の面子を守るため、または友のために行使されるためであり、ある意味「忠犬」。そして兄妹愛が強い。とても印象に残る役だった。
一方のショーン・ペンは、友情を取るか?職務を取るか?に悩み、酒に溺れて嘆き苦しんだ末、恋人に全てを打ち明ける。
内なる葛藤に震えるナイーブな演技が光っていた。
二人の動と静の対比が良かった。
悪役のエド・ハリスも良くて、ロビン・ライトがとても綺麗で魅力的だった。
モデル出身もあってだろうが、髪の毛をかき上げる仕草や歩き方や立ち振る舞いにとても品格があったのを観た。
この作品での共演をきっかけにショーペンとロビンライトの交際が始まり、同棲、結婚とまで至ったらしい。納得。二人の視線や寄り添い方がとても自然体で初々しくて良かった。
1990年
フィル・ジョアノー監督