懐かしいねぇ。渋谷東映でむかーしむかし観た映画だ。
当時はCharaが大好きで、作品の前評判も良かった。何て言うか、おしゃれだった。この作品の世界観。
美術監督さんは種田陽平氏。キル・ビルvol1、イノセンス(押井監督)、ヘイトフル・エイト他諸々担当なさっている方で、架空の円都(イェンタウン)に説得力を与えております。
当時、バブル崩壊後で円高。公開前年の1995年には1ドル79.75円を記録。世界経済にブルンブルン振り回されまくりです。すごいよね。円高良し悪し。
まあ、不法滞在の外国人が無国籍な町を作り上げ、その町を舞台に展開される物語をすんなりと圧倒的支持で受け入れるだけの空気感が日本にあったということなのかな。アカデミー取ってますしね。(→🚨間違い！開明獣さんご指摘ありがとう☺️優秀賞です)
ひととき、別世界に浸るにはちょうど良い、素敵な映画でした。
もしかしたら自分もその景色にいたかもしれない、みたいなパラレルワールド体験。映画の効能の一つですよ。
そして伊藤歩さんの透明感をうまく引っ張りだした岩井監督、さすが目が高い。彼女でなければここまでヒットしたかな、それくらい印象的でした。
