YEN TOWN BAND 復活しましたね!
この映画との出会いは僕のドジがきっかけ。
夜中に友達の家から帰ろうとしたら、車の鍵が開かなくなってしまったの。
そんで、鍵屋さんが来る間の時間潰しに見てたテレビでやってたのが、この映画。
面白い出合いでしょう。
それが、この映画なんだから嬉しいな。
円都という架空の都市に円を求めて集まってきた移民達のストーリー。
その世界観は日本をベースにしながらも多国籍でとても独特。
夢や欲望そして、愛や死、セックスに音楽に、いろんな物が一緒くたになって迫ってきます。
でもそれがすごくきれいで、美しくて、そして切なくて。
こんな映画が日本で撮られたことがとても嬉しいと思えます。
好きなシーンは沢山ありすぎて困ってしまう。
しいてあげるなら、みんなでゴミを漁る場面。
最高です。
夕日の光が空気に優しく溶け込んでいて、なんだか懐かしいような気持ちになる。
そこにYEN TOWN BAND の Sunday parkが流れて、それが本当に切ない。
4時から5時くらいの夕日にそまった時間帯に、あの曲をかけながら窓全開で車を走らせると何とも言えない気持ちになるんですよね。
一生の中で光輝いていた最高の瞬間があればもうそれだけで十分です。
そんな風に思えるわけ。
ファック沢諭吉がすべてじゃないんです。