『イェンタウン』
最近、「億男」を映画館で鑑賞したとき、
自分の脳裏に、岩井俊二監督の「スワロウテイル」がよぎった。
どちらの作品も、お金が濃厚に関係している話だ。
「億男」が陽的なニュアンスを感じるのではあれば、「スワロウテイル」は陰のニュアンスを感じる。
まずこの作品で感じたとかは、カット割りが多すぎでビックリ。
昔にもみたけど、
え?こんなカット割り多かったっけ??
浮遊感を感じさせるのはさすが、岩井俊二監督✨
映像からつかめるようでつかめない。
まさにアゲハ蝶に遊ばれている感じだ。
この作品ではCHARAがバンドを結成してライブハウスで歌うシーンがある。
自分はそこが好き。
日本語、英語、中国語がセリフで混ざっているのも、ある種の浮遊感のあるメッセージ性を感じさせる。
お金。
物々交換に必要なもの。
ただそれだけである。