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スワロウテイルのDeeCoのレビュー・感想・評価

スワロウテイル(1996年製作の映画)
3.8
『イェンタウン』

最近、「億男」を映画館で鑑賞したとき、
自分の脳裏に、岩井俊二監督の「スワロウテイル」がよぎった。

どちらの作品も、お金が濃厚に関係している話だ。
「億男」が陽的なニュアンスを感じるのではあれば、「スワロウテイル」は陰のニュアンスを感じる。

まずこの作品で感じたとかは、カット割りが多すぎでビックリ。
昔にもみたけど、
え?こんなカット割り多かったっけ??

浮遊感を感じさせるのはさすが、岩井俊二監督✨
映像からつかめるようでつかめない。
まさにアゲハ蝶に遊ばれている感じだ。

この作品ではCHARAがバンドを結成してライブハウスで歌うシーンがある。
自分はそこが好き。

日本語、英語、中国語がセリフで混ざっているのも、ある種の浮遊感のあるメッセージ性を感じさせる。

お金。

物々交換に必要なもの。

ただそれだけである。
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