じょうパン

カクテルのじょうパンのレビュー・感想・評価

カクテル(1988年製作の映画)
3.5
中身が薄くて中途半端な作品でしたが、まぁまぁ楽しめました。恋愛の要素が出てくると予想はしていましたが、後半のほとんどが恋愛に関する物語で「カクテルあんま関係ないやん」と思ってしまいました。カクテルを通しての人間関係が描かれている作品でした。

浮気するのブライアンはやっぱり良くないと思いましたが、トム・クルーズなのでなぜが躊躇してしまう部分がありトム・クルーズマジックにかかってしまいました。
妻であるジョーダンも何故あんなに嫌がっていたのに渋々受け入れたのかが気に入りませんでした。

良い部分もありました。
ニューヨークでジョーダンが働いている店に入り「今日のスペシャルメニューは?」と言いジョーダンは食べ物をブライアンにばら撒き、ブライアンは前に居た客に対して「スペシャルメニューはやめといた方がいいよ」と笑える部分があったのでそこは面白かったです。
またトム・クルーズがビンタされて痛がっている演技や、ダグの遺書を読んで涙する演技が上手くて画面に釘付け状態になりました。
他に、衝撃的だったのが、ダグが自殺してしまう展開が全く予想していなかったので非常に良い展開だったと思いました。

中身が面白くなくても観れてしまうのはおそらく中身を観る映画ではなく、映像を楽しむ映画だからだと思いました。
最後に、まだイーサンハントやマーベリックがバーテンダーをやっていた時代でした。
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