ハレルヤ

カクテルのハレルヤのレビュー・感想・評価

カクテル(1988年製作の映画)
3.6
軍隊を除隊したブライアン。エリートビジネスマンを目指してニューヨークへやってくるも、学歴が障壁になり就活は難航する。そんな中従業員募集していたバーで働きながら経営を学ぶ。バーテンダーとして実力を磨き、仕事や恋愛で成功と挫折を経験するブライアンの姿を描いたドラマ。

トム・クルーズ主演の世界中にカクテルブームを巻き起こした話題作。当時20代半ばで若さとエネルギーに満ちた彼のスターらしさを存分に感じられる一作になっています。

序盤でアメリカの学歴社会を痛感し、憧れのニューヨークでの就職に絶望するブライアン。しかしバーでの仕事を得て、最初はグダグダながらも店主のダグに手ほどきを学び、着実に人気を得ていく。

その後はサクセスドラマらしく、ダグとの考えの違いで対立したり、異国の地ジャマイカで自分の店を持ったり、その地で恋人が出来たり、人生の転機になる出来事があったりととにかく色んなイベントが起こります。

ちょっと詰め込み過ぎな気もしましたが、それでも全然許容出来るのはやはりトム・クルーズの圧倒的存在感。相棒のダグを演じたブライアン・ブラウンの兄貴感。そして恋人のジョーダン役のエリザベス・シューのヒロイン感。この後に「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」「3」にも出演する直前の貴重な姿が見れます。こういったキャスト陣の充実度が大きいから。

ストーリー的にはそこまで深くなく色々と無理もありますが、80年代の雰囲気。音楽の良さ、そしてトムのイケイケな時期を堪能したいならば見る価値はあると思いますね。
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