せみ多論

カクテルのせみ多論のレビュー・感想・評価

カクテル(1988年製作の映画)
1.0
音楽は良かった。

話はつまらないというよりは、まったく共感できない。もちろん面白くもない。
チャラチャラした人間達が、イチャイチャしながらあちゃこちゃして、都合のいい時だけ真面目な顔をする。
その隙間にあるのは酒とセックスと金と言い訳。
主人公の行動には一貫性がないし、人間関係もぼんやりとしててご都合主義。
この人なんで出てきたのって?ってのも多いし、話の流れもぶつ切りで、テンポがいいのではなくて、展開が唐突で滅茶苦茶なだけ。
正直見ていてうんざりした。登場人物誰一人としてまともに見えない。
狂った人々、モラルの崩壊なんかを描くというテーマならば傑作なのかもしれないけれども、恐らくそういう狙いではないでしょう。
こんなに共感できない映画は初めてかもしれない。

二度と見たくない一本。只々不快。
せみ多論

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