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霧の中の風景のboroのレビュー・感想・評価

霧の中の風景(1988年製作の映画)
3.8
場面ひとつひとつを語りたくなる映画。

見たこともない父親と会うためにドイツへと旅をする姉弟。
旅の途中で見るもの全てに意味があるのだろうか。雪の中の花嫁と子馬、旅芸人の男、トラックの運転手、海から浮かび上がる巨大な右手。

この監督の作品はギリシャ神話や歴史、政治情勢などの予備知識がいるそうで、何も知らずに観るとさっぱりわからない。例えば、霧の中の1本の木が聖書の「生命の木」だとか。
でも、考えさせる映画が好きな人は予備知識がなくとも楽しめると思う。
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