霧の中の風景の作品情報・感想・評価・動画配信

『霧の中の風景』に投稿された感想・評価

長回し(ロングテイク)による、写実主義的なまなざしによって立ち上げられた、象徴主義的な世界像。劇中で少年が叫ぶように「ずっと続いてほしい」官能が、1つ1つのシーン(ロングテイク)に宿っていた。

テ…

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5.0
このレビューはネタバレを含みます

テオ・アンゲロプロス監督作品。顔も名前も知らない父に会いたくてドイツを目指す姉弟のお話。
言葉にしにくいがとても良かった。詩的で美しくも悲しい。死んだ馬に泣くアンゲロプロスとは対比に結婚式の喜びの場…

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このレビューはネタバレを含みます

国際急行の無賃乗車。ドイツへ父を探しに。叔父の名前を口に出す。私生児。

雪の中、警察官はオブジェのように点在し空を見上げる。(雪が時間を止める 池澤夏樹)

テオ・アンゲロプロス史上一番近代的と思…

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わたくしが見たいもの全てが詰まっている作品だった
出てくる土地の地平線がまっすぐでとても綺麗でずっと見ていられる

子供が子供であることを捨てなければいけない場面というのがいくつかあってとても苦しい…

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4.6

さすがはアンゲロプロス。
だけど少し期待しすぎた。
アンゲロプロスの最高傑作的な評価を獲得している印象だったが、個人的には他のが良かったかも。

子ども2人のあまりにも痛々しい旅路はまさに五里霧中。…

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だ
4.9
何も言うことないよ……どこを切り取っても完璧だよ……キモいことやっててドン引きの連続だよ……
今では絶対にできない表現(色々な意味で)や映像美は凄すぎる
テオ監督の作品にチャレンジしたいと思ってる方はこれがいちばんとっつきやすいと思いますロードムービーですし
4.1

長回しの中で前景でも後景でもフレームの外でも何かが起きている。
闇から光へ、光から闇へと遷移しながら移動し続ける主人公2人の旅は、最後の列車で2人の顔に影が落とされた時、あるいは2人の乗るボートがサ…

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o
-
このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに見返し。
テオ・アンゲロプロスらしい要素があちこちに見られる。国境、旅芸人、資本主義を象徴する巨大な構造物、当てのない旅、人の善意、自由の代償など。
それらがロードムービーの中で得意の長回…

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テオ・アンゲロプロス監督の映画は極端な長回しが特徴で作風もやや難解なので人を選ぶ作品であり、万人にはお勧めしがたいが合う人には合う、ハマる人にはハマる映画だと言える。タイトルや映画会社の名前も出ない…

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