霧の中の風景の作品情報・感想・評価

霧の中の風景1988年製作の映画)

TOPIO STIN OMICHLI

上映日:1990年03月17日

製作国:

上映時間:125分

ジャンル:

4.2

『霧の中の風景』に投稿された感想・評価

K
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このレビューはネタバレを含みます

人を笑わせること 泣かせること 難しいことだよ
旅芸人は監督自身 私は味方だ ファシズムへの加担の懺悔?
時代に翻弄され、傍観し、物語を紡ぎ続ける→与えるものへの移行

最初の時はいつでもそうなんだ…

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「私は味方だ」という台詞はかつて若かりし頃、革命運動に参加していたものの、赤狩りに遭って仲間を裏切ってしまったシーン。

懺悔ムービー

テオ・アンゲロプロスの美しくも、残酷な姉弟の旅。二人の目的地は霧の中で、行けども見えてこない。それは二人の人生そのものではないのか。脚本に、「ユリシーズの瞳」「ノスタルジア」のトニーノ・グエッラ、「…

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タルコフスキー作品から会話を極限まで削ぎ落としたような感じ
芸術路線なのは分かってるんだけどそれにしても主役2人の心情が分かるようなカットが少すぎるというか、遠景+長回しの弊害で顔のアップもほぼなく…

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これ以上の映画は自分の中で今後もないと思うけど、あったら困るので4.9。今まで何度も5点つけてるが一度つけ直すか。感想は書きたいけど言葉にすると安っぽくなってしまいそうだから書かない。ちゃんとした言…

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ファンタジックな映像表現、厳しい現実を突きつける寓話。
どことなく死が漂う灰色の世界が残酷で、美しかった。

遠くからの長回しショットが印象的。
子どもたちの小ささ、旅の途方のなさが強調され、時間を…

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このレビューはネタバレを含みます

容赦がない。
全編通して徹底的に鈍色が支配してて、荒涼とした風景を撮るのが天才的に上手い。外の景色もそうだけど建物もどれもこれも無機質で荒んだ感じで、地中海の空と海の鮮やかな青もヘレニズム時代の輝か…

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大人びた少女と幼いながらにたまに心を理解して寄り添ってくれる弟のチビっ子二人が可愛い。周りが大人ばかりなので余計にちんちくりんな感じが目立つ。
二人を救ってくれたジーパン親切青年は本当にありがたい存…

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sho
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ウ~ン。イマイチだった。時間を止めてしまうアンゲロプロスの映像センスは凄い。
3.9

いつもどおりワンカット内で変化すること、歩き移動するだけで何か変化する感動があるのは映画的で素晴らしいし、奇跡が画面に克明に記録されてる。
奇跡をそのまま奇跡として撮ろうとしすぎてる感じはする。おと…

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