ジョーカー

レインメーカーのジョーカーのレビュー・感想・評価

レインメーカー(1997年製作の映画)
3.8
若い頃のマットデイモンが出演していて、今と違って初々しい感じがなんともいえない作品

地獄の黙示録、ゴットファーザーで有名なコッポラ監督の作品

ルーディ(マットデイモン)は公民権訴訟で活躍した弁護士に憧れ、苦労して学費を作り大学のロースクールを卒業する

貧困家庭で育った、何のコネもないルーディはバイト先のオーナーが紹介してくれたストーン(ミッキーローク)の法律事務所に就職する

ルーディは大学の実習で、資産家の老婦人の遺言書作成とGベネフィット保険会社相手の訴訟の法律相談を受けていた、事務所のボス、ストーンは保険がらみの案件に詳しいデックを紹介してくれる、経験豊富ではあるが、弁護士資格は持っていないデック

ルーディはさっそくベネフィット社への訴訟を考えているブラック家を訪ねる、ブラック家は貧困家庭であったが、保険料は全額支払っていた、数ヶ月前に息子のドニーが白血病を宣告されていた

保険金の支払いを請求したがベネフィット社はこれを拒否、医療費が払えないため移植手術を受けられないドニーの容態は日々悪化していた

ある日、デックに連れられ事故にあった患者を探しに病院を訪れたルーディは、そこで夫からひどい虐待を受けて入院しているケリーと出会う、ルーディの母親もアル中だった父親から虐待を受けていた経験がある事から、ケリーを救いたいと同情する

司法試験に合格し、晴れて弁護士となったルーディ、そんな矢先、ストーンの悪い噂を耳にして、デックと独立して事務所を設けたドニーであったが…裁判の行方は?ケリーを暴力夫から守る事が出来るのか…

若く正義感に溢れる弁護士役のマットデイモンの素晴らしい演技力

弱い人間を救いたい、ジョンヴォイト演じる弁護士との法廷シーンは見応えあり、陪審員に語りかける台詞も熱くこみ上げる物がありました

法廷物の映画は、わりと流れが淡々としているのと、裁判のシーンの専門用語など、難しいイメージなのですが、この作品はわかりやすく、最後まで飽きずに楽しめた作品
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