マッサージ屋2号店

ハンバーガー・ヒルのマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)
3.0
ベトナム戦争下の1969年。
アメリカ軍と北ベトナム軍は過酷な戦いを繰り広げていた。
北ベトナム軍にとって重要拠点であるエイショウ・バレーを目指すアメリカ軍にラングイリ(アンソニー・バリル)、ウォッシュバーン(ドン・チードル)ら新人兵士が入ってきた。
彼らは人種差別な貧富の差を抱えつついがみ合いながらも仲間意識は芽生えていく・・・。

『ゴリラ』ジョン・アーヴィン監督作品。

公開当時は『プラトーン』や『フルメタル・ジャケット』とベトナム戦争映画を連発で公開していた時期の作品のひとつのはず。
中学生くらいだった私は『プラトーン』しか映画館で見なかったんですよね。
今作も長らくスルーしていて今回初鑑賞しました。

人間の身体がミンチのようになるという形容で“ハンバーガー・ヒル”と名付けられたエイショウ・バレーでの戦闘を描いてるわけです。
オープニングから内臓剥き出しの描写。
これはかなりグロいベトナム戦争だと理解させられました。

基本的に戦闘のえげつなさメインなので登場人物のキャラ描写は薄め。
その為誰が誰だか分からなくなることも。
まぁ戦争に英雄なんていないわけなのでこれで良いと思いますけどね。

途中で本国アメリカでのベトナム戦争批判がベトナムにいる兵士の耳に入るシーンはつらかったですね。
何の為に、誰の為に命をかけているのか…。

他にも同士討ちなど戦闘中の生々しさがかなり多い作品でした。