ハンバーガー・ヒルの作品情報・感想・評価・動画配信

「ハンバーガー・ヒル」に投稿された感想・評価

北ベトナム正規軍との10日間に及ぶ937高地を巡る戦いを描いた作品。ドラマ性はほとんどなく、ひたすら戦闘描写を重ねたリアル指向の演出。友軍ヘリの誤射で味方が殺されるシーンのやり切れなさは半端ない。戦争の意味する虚無感が伝われば、もう勝ちだと思う。
よし

よしの感想・評価

3.5
10 MAY 1969 "アメリカの戦争" --- 10日間にわたる激戦、戦いは続いたが兵士の命は忘れ去られた。80年代、それはベトナム戦争映画が数多く製作された自省の時代。そんな中で本作は比較的地味な印象ながら知名度があるのは良作な証拠か。本作もまた生々しく戦争を描写し、その不毛さを淡々と告発し思い起こさせる。故にリアル志向というか現実味がある。ここで描かれ言及される全ての情報が時に生死を分けるほど重要になり得、観客をその場に誘う。他愛ない会話や仲間割れ喧嘩、書類やルールの説明といった戦場前の導入部、日常の延長線上。一切のキャピキャピさを排したようなドキュメンタリータッチっぽさに神経は擦り減り苛立ち消耗しきって、戦場は泥臭く汗臭く煙たく何より血みどろ。最前線で戦っているはずなのに取り残された感覚、除け者の気分で帰る場所もない。なのに、なんのために命をかけて任務を遂行しようとしているのだろうか。前進あるのみ! 本作では戦っている以外の時間も間々に多く取られており、だから余計に感情移入してしまう。キャストに当時の若手たちを起用してように華やかさがないのも、誰が生き誰が死ぬのか分からないという一種の予測不可能性・匿名性ランダムさを作品にもたらす。ドクが良かった。異常さ・残酷さを際立たせ、彼らが夢も恋人ある普通の若者である点に迫り、消えていったことを嘆く明確なメッセージ。帰ったら何がしたい? ...覚えられもしない彼ら

「(識別不能な首無し死体に対して)お前は誰なんだよ!」"Don't be nothing!" 「俺も髪を伸ばすことにするよ」「俺たちは必ず丘を取る。その間に撮りやがったら頭をぶち抜いてやる」
atto

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3.3
タイトル程のシーンは出てこないものの、この時代の映画にして戦闘シーンが遜色が無いのはCGがまだ台頭していない事の良い面ではないかと。
Skipper

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3.0
陰惨な戦場も束の間の休息もとにかく淡々と進む。軍服ヘルメットで雨と泥でぐちゃぐちゃになっても100%視認できるドンチードル。
NJ紀行

NJ紀行の感想・評価

3.3
戦地のアメリカ兵士がヒッピームーブメントで浮かれる自国を想像する描写が印象に残る。
SI

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3.0
203高地は、近代戦への転換。
これはベトナム戦争のゲリラ戦やテロには、近代戦のルールや理屈は通用しない時代への転換。
子供の頃観た戦争映画では、プラトーンやフルメタルジャケットよりも、印象に残っている。
ジャギ

ジャギの感想・評価

3.7
大学生の時ベトナム戦争映画にはまった時期があった。
そこで出会った映画。定期的に鑑賞する。

リアルがここにあると思う。
大抵の人間は戦争を経験していないし想像や机の上でしか戦争を知らない。
終わったことに意見を言うことは簡単だ。
ただ映像を見てこれが実際にあったことだと感じることが戦争映画の意義だと思う。
大きな意味と意義がある「無」意味な戦いがここにある。
第二次世界大戦もそうだ、命を懸けて国のために戦った人がいて「今」があるのだ。
僕はそう思うし、これからもそれを確かめるために戦争映画を見続けると思う。
まこと

まことの感想・評価

3.9
ベトナムという「戦地」には既に居るのだが「戦場」にはまだ居ない状態の新兵たち

そして初めて戦場を知り、顔の色が変わるルーキーたち

横目にしなければならない死屍累々に目線が釘付けになるまだ青い軍人たち

そんなやつらが地獄のヒル(丘)を乗り越えた時には一皮むけている

過去鑑賞。ジェームズ・カラバトソス監督作品。アンソニー・バリル、マイケル・トリック・ポートマン、ドン・チードル主演映画。

南ベトナム937高地、簡単に挽き肉にされてしまう事から“ハンバーガー・ヒル”と呼ばれるようになったその丘の攻略を目指して進撃する米軍部隊を、ドキュメンタリー・タッチで淡々と描いたベトナム戦争映画。
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