Nobukyouju

ハンバーガー・ヒルのNobukyoujuのレビュー・感想・評価

ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)
3.7
これ、珍しい感じの映画です。
プラトーン人気にあやかって凄いの来た的な宣伝してたの、当時覚えてます。
その後観た時に言うほど印象無いな…というのが今までの感想。
今回は観て行くとまずB級感が半端ない。
映像もそうだしキャストもホント皆存在感がない。
唯一ドンチードルの若き日に出会えるが彼はあまりいい配役ではない。
戦闘シーンも兎に角スケール感が無いのだ。
これは低予算映画だったんだろう、と思うと派手な戦闘機、ヘリを使った空爆も出てくる。
監督に覚えがないので経歴を観ると見事に聞いたことも無い作品ばかり。
唯一シュワちゃんのゴリラがあったがこれは彼出始めの超駄作だもんね

キツイなと思い観て行くと空爆で同志撃ちが始まったぐらいからストーリーは佳境へ。
え、ちょっと待て。これはストーリーはいいぞ。
他のレビュー観ると冷静に映画観れてないですね。
戦うことの意味に疑問しかない状態になりながらも共に命を賭ける仲間たちの為に意地を見せた、誇りを持った、という話。

これは監督、その他スタッフによる大失敗作ですね。
やたらプラトーン意識や最初のくだりはトップガンだし、製作側が焦ってヘボ監督に打診して台無しにしたって感じです。
勿体無い。ホント珍しいパターンですね。
そこが作品があまり有名では無いのにギリ存在感あるところに繋がっているのでしょうね。

ホント難しい評価となりました。
物語はこの点数よりいいです。私結構芸術点欲しい人なので。
ですので点数以上に皆さんにお勧めしたいです。
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