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007/カジノ・ロワイヤルのmimagordonのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
5.0
2023/9/28再鑑賞
BSにて
評点4.6→5.0
やっぱりクレイグ・ボンドの魅力はは人間臭さだなぁ。これまで無骨だったり、色気ムンムンだったり、クールだったりとそれぞれの俳優で違う魅力のあったジェームズ・ボンドだが、ダニエル・クレイグはそのキャラクターを一気に一人の人間として共感できるものに仕上げた。そしてヴェスパー・リンドの知的さ、色気、時にボンドを出し抜くスマートさとボンドの氷の心をも溶かす母性。ボンド・ガール歴代No.1の圧倒的な存在と言っていいだろう。「私が金よ」の登場からかっこよすぎ。ボンドが本気で女性を愛したことは過去シリーズにもあったけど、ヴェスパーとのロマンスに勝るものはない。だからこそ、切なさがじんわり沁みる。
ジェームズ・ボンドが聞かれずとも名乗るとき、本当の意味で007になったのだろう。大傑作。






好きなんだよなぁ...でも切ないんだよなぁ...007シリーズで唯一のロマンス作品。
ボンドもライセンス得たばっかで不慣れだったり、他の作品ではしないようなヘマをするのも人間味があっていい。

名前?聞かれなくても言ってやるさ、過去はもう自分の首からは外れないのだから。ボンド、ジェームズ・ボンド。
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