めろん

アメリのめろんのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.2
まだ多感なティーンの頃に観たので影響受けまくって、特に水切りは腕を極めた笑
日常を描いているはずなのになんだかフワフワしていて現実味がなく夢の中のよう。サントラも好きでCD持ってて、当時結構聴いていたのでそれもある。
アメリってコミュ障ではないんだけど、心を開いて真正面からの付き合いがなかなか難しい。親の影響や育ってきた環境があまり良いものとは言えないのに、そのせいにしない…というか、それに気づいていないのか。とにかく卑屈じゃなく、卑屈になるまでもなく、それ以前の問題というか笑
だから思いの外とんでもない行動をしている彼女を見ても「この子は仕方ない」と妙に腑に落ちてしまうし、登場人物も全員変わり者だし、パリだし、すんなり観ちゃう。
自分の中では『人間ていいな』と思える映画ナンバーワンかもしれない。愛とか優しさとか絆とか、もちろんそれも大事なんだけど、人間の良さって「全員違う」って事だなって。
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