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アメリのmokemokeのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.3
独特な世界観といえば『アメリ』

私の中のフランス映画の概念(静かで淡々としているという勝手なイメージ)が覆され、見事にハマったこちらを約20年ぶりに鑑賞🎬

よく観たらホラーのようなジャケット😰
でも全然ホラーじゃない。
ジャンルはヒューマンドラマ+恋愛+コメディ🫶
なんでこんなホラー感あるジャケットにしたのか謎すぎる🤔



オープニングは幼少期のアメリが1人遊びをしているレトロポップでオシャレな映像が流れる。

神経質な元教師の母親と淡白な医者の父親を両親に持つアメリは、父の勘違いから学校へ行かずホームスクーリングで勉強を習っていたため、友達ができず空想をして遊ぶ毎日。

大人になり、独り暮らしをして、カフェの店員となったアメリ。
大人になっても人付き合いが得意ではないので、相変わらず妄想をして、小さな楽しみを積み重ねる慎ましい生活をしていた。

ある事をきっかけに、周りの人が幸せになるようにアメリが影でこっそり動く。
そして、人が幸せになるとそれが自分の幸せと感じるようになる。
ついに気になる男性もできて・・・。



色合いもインテリアもファッションも
オシャレでどこを切り取ってもポストカードになりそう✨
アメリ愛用のドクターマーチンに憧れてバッタもん履いてたなぁ🤭

クスッと笑えるような小ネタが盛り込まれてるんだけど、けっこうブラックな皮肉も込められている。
そして意外と性的描写が露骨なので誰かと観る時は相手を選んだ方が良い😅


若い時観て大好きだったアメリだったが、今観てもやっぱりあの世界観が大好きなのは変わらなかった。

アメリを演じるオドレイ・トトゥの醸し出すキュートで不思議な魅力に惹き込まれる人も多いはず。








ネタバレ含みます↓














アメリとニノが顔を合わせるまでが長くて、普通のラブストーリーなら先を急いでしまうかもしれないけど、アメリ達にはこのくらいがちょうど良いと思う😌

お互いを分かり合えて、ありのままの自分でいられる相手とやっと出会えた2人
どうか幸せになって〜と願わずにはいられない。

オープニングの1人遊びとは対照的な、
多幸感に包まれたラストシーンは、こちらまで幸せな気持ちの余韻に浸れる素敵なものだった🫶
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