ろく

スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇのろくのレビュー・感想・評価

3.0
ポスター見ると植木等がメインのクレイジーものだと思うじゃない。でも中身見たらあら吃驚、川口浩主演のサラリーマン喜劇ですよ(そんなに喜劇じゃないけどね)。というか、また川口浩か!この時代のものを見るとなぜか見たくもないのに観てしまうのは川口浩。水曜スペシャルはどこに行ってしまったんだろう。

それはそうとこの話。基本喜劇の体だが中身は昭和の持つものと持たざるもの、それは富があるかないかという資本論やプロレタリア文学的ストーリー。「丘の上に住みたいの」当時はすみわけで丘の上は金持ちしか住めなかったんだよってどっかの小説でも読んだよな。小島信夫かしらん。

で貧しい川口は出世をするんだとサラリーマン社会で気焔をあげるんだけど、好きになった女性は子持ちだったりして「金持ちだけが人生じゃない」あれこの流れってこの時代によくあるよね。うん、ちょうど高度経済成長まっさかりだからこそこのままの成長に対し疑問をはさむ。そんな時代の気持ちによくマッチしていたのかもしれないね。

ただ映画として見ると①喜劇的なシーンはまずなし②クレイジーは忙しいのかチョイ役(ハナ肇しかメインで出てない)③植木は最初と最後だけとあまり見るべきところなし。女性もみんなパーマでかわいさがなかなか見えない。このころはとにかくふわふわパーマだからなぁと思いしみじみ。

川口浩以外だとイケメン役に河崎敬三。最後楽しそうに歌うシーンはなかなかです「わかっちゃいるけどやめられない」
ろく

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