mitakosama

ヴァンパイア/最期の聖戦のmitakosamaのレビュー・感想・評価

ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)
3.7
ジョンカーペンター監督の愛しきおバカ映画。公開当時劇場でも見たが、今回スカパーにて再見。相変わらずの面白さで安心した。

バンパイア狩りを生業にするハンター達。バチカンから正式に依頼されているが、世間にはその実態は知られていない。
バンパイアが巣くう屋敷に直撃し、太陽の下に引ッぱり出し焼き殺す。

実際にバンパイア狩りを行う冒頭からいきなり面白い。ハンター達の程ほどのチンピラ感がたまらん。一応神父も付きそうがドン引きしてる。

昼間のハンティングは成功するが、夜に“魔鬼”と呼ばれる吸血鬼の元締めが強襲してくる。
2人を残し隊は全滅。魔鬼に噛まれ吸血鬼化しつつある娼婦を連れ逃走。
バチカンが隠す魔鬼の正体を突き詰め、ラスボスである魔鬼の野望を食い止め討伐に挑む。

馬鹿馬鹿しくもテンポが良くて見入っちゃう。
B級感あふれる作風もご愛敬だ。吸血鬼が太陽似の下に晒される瞬間、花火の様に火花が散る(笑)そして炎上しスパークする吸血鬼。この火花の飛び散り方の派手さ加減が、まさにこの映画の弾けっぷりだ。

バチカンが隠す秘密とは、吸血鬼のオリジナルである魔鬼が魔女狩りによる儀式で生まれたこと。魔鬼は新たな儀式を行い太陽の下でも生きれる様になろうとすることだ。
コレって、鬼滅の鬼舞辻無惨の設定に酷似していることに気付いた。もしかして鬼滅って今作を参考にしてる???
mitakosama

mitakosama