ToruHashimoto

スケアクロウのToruHashimotoのネタバレレビュー・内容・結末

スケアクロウ(1973年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

#スケアクロウ(1973)
ジーンハックマン、アルパチーノのコンビ。
アメリカンニューシネマ後半の代表作。
6年間の服役から解放されたマックスことジーンハックマン。
5年間の漁師生活から陸に戻ってきたフランシスことアルパチーノ。
ヒッチハイクで出会い、洗車屋で一儲けしようとマックスのアイデアで一緒にピッツバーグまで旅する話。

乾燥した気候、強い風の場所。
出だしからして、波瀾万丈の幕開けを連想。

二人の性格は真逆。
無愛想で融通が効かないマックス。腕っぷしは強い。
人懐っこく優しくおしゃべりなフランシス。
フランシスなんて名前は女みたいだと、マックスがミドルネーム引用して、ライオンと呼ぶ


この映画の肝はライオンのセリフ
カラスと案山子の関係。
「カラスは案山子を怖がっちゃいない。笑ってるんだ。そして,こんな面白い奴の畑だから荒らさずにいようって思うのさ。」

旅の途中もだし、二人のキャラといい、
クスっと笑えるシーンが多々ある。

この映画を観てる側がカラスで、二人を笑ってるんだなぁー!って暖かく見守りたくなる映画。

時代背景は1970年代。
日本では、あり得ないアメリカの素敵な出来事満載で楽しめる映画
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