このレビューはネタバレを含みます
冒頭、刑務所から出たてのマックスは道ではない、丘の上を一人でとぼとぼ歩いている、というシーンは
社会のはぐれものであり、自分の人生(道)を見失っていることをあらわしていて良いなと思った。
そして道を見つけ、有刺鉄線をくぐり、フランシスの人生にたまたま入っていくことで、マックスの人生がいい方向へ変わっていく。
ラストはフランシスにもらったものを今度はマックスが返していくぞという前向きな決意を感じる良いエンドだと思う。
病気が治ってよかったとか、ビジネスが成功してよかったという綺麗事で終わるのではなくて、
あのタイミングはフランシスが自らの意思で人生を変えた瞬間だから。(靴に隠していたお金を使うほど)