イタリア語

ガンジーのイタリア語のネタバレレビュー・内容・結末

ガンジー(1982年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

モーハンダース・カラムチャンド・ガンジーの一生を描いた映画。
正確には南アフリカに赴任して以降の話。
監督リチャード・アッテンボローが、長年の歳月と多大なお金を費やして、作り上げたアカデミー賞の中でも5本の指に入る超大作かつマスターピース。人生で少なくとも一回は、絶対観るべき映画だと思う。アカデミー賞を総ナメしたというのも納得の一作。
スケール感で言うと、どんなシーンにも大量の人が費やされていて、ガンジーの国葬の場面では40万人のエキストラが費やされたと言うし、本当に凄いの一言しかない。言うまでもなくリアル人間で、CGなどではない。
主演のキングズレーが、ガンジーに似過ぎていて、本当にガンジーのドキュメンタリーを観てるかのような錯覚に陥る。
非暴力・不服従を貫き、インド独立の父となった、マハトマ・ガンジー。マハトマとは「偉大なる魂」。観てる人はガンジーの、その偉大さに感服せざるを得ない。
南アフリカに弁護士として着任して以降の出来事が、伝記的に描かれている。どんな時でも、一貫して信念を曲げず、大英帝国に立ち向かった。争いを止めるときは、自らが断食して争いを止めさせた。インドの異教徒達を一致団結させ(志半ばで凶弾に倒れてしまったが)、独立へと導いた。
多くの血が流れたであろうが、時の圧倒的な覇権を持つ大英帝国に、毅然とした態度で挑んだのは、本当にすごいというか。
ただ日本人が見てて、理解できないのは、やはり宗教の部分。異教徒達と独立し、国民としてまとまることが、いかに難しいか、お互い信じるものが違うだけで、同じ地に住む者同士であっても、殺し合い、憎み合うことになるということが、正直正しく、実感を持って理解することは半永久的に難しいと思った。
非暴力・不服従という彼の思想は、一種の偉大な発明であり、21世紀以降生きる我々にとっても学ぶことが多いイデオロギーだと思う。
イタリア語

イタリア語