メッシ

女のメッシのレビュー・感想・評価

(1948年製作の映画)
3.5
今でいう共依存の男女の破綻。

現在のDV問題、共依存の男女などにも通ずる入りやすい話。

ただし戦後まもないこの映画では小悪党、ずるいのは男、女は耐え忍ぶという構図。現在なら逆もある。

ただただ男と女の表情を中心に捉え、女の揺れ動く感情、男の寄生虫のような狡さを映し出している。

最後には破綻するんだけどしっちゃかめっちゃかになる装置としての町の火事を持ってきたところが非凡。

箱根、小田原周辺の戦後を見れるのも貴重。意外とのどか。
メッシ

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