難病に罹った孫の命を助けるため、おばあちゃんが奮闘する話。なかなかいいドラマでした。過激な表現はほとんどないのですが、内容が内容だけにR-15作品です。
物語は、
治療費のない息子夫婦に代わって、母親のマギー(マリアンヌ・フェイスフル)が金策に奔走する。しかし、お金を用意出来るあてもなく町をさまようマギーの目に「接客係募集」の文字が飛び込んでくる。一大決心をして面接に行くマギー。しかし、そこは場末の性風俗店だった。その後、面接をしたオーナーのミキ(マキ・マノイロビツチ)に手の柔らかさを認められたマギーは手でお客にサービスする仕事に採用される。徐々に仕事を覚えていくマギーはやがて店の売れっ子になる。そして治療費を作って息子に渡すのだが、仕事のことがバレてしまい...
といった内容。
家族のことを思って、金策のためにやむを得ず始めた仕事が起こす波乱。
息子の言うことももっともだけど、それはないんじゃないかとも思う。でも嫁の言葉には救われました。
どんな仕事であれ、人の役に立っているという実感が得られるのは素晴らしいし、認められれば嬉しいというのが、素直な感情 ですよね。マギーが手に入れたものはお金だけではなく、生きている実感みたいなものだったかもしれません。 それと...うわべだけの友人より、良き理解者...ですね。
ミキの憂いを帯びた表情、そして時折見せるはにかんだような表情、いいおやじなのに良かったな~。
しかし、ロンドンにこんなチープな性風俗店があるっていうのもビックリでした。古今東西、男ってやつは~(笑)