けーはち

D-WARS ディー・ウォーズのけーはちのレビュー・感想・評価

D-WARS ディー・ウォーズ(2007年製作の映画)
1.8
お話については目を瞑って、スタッフが最も力を入れたCGI、VFXに注目すれば、すばらしい韓国産のクリーチャー作品。見る価値があるとは言えないが、見どころはある。

★韓国の神話に曰く、五百年に一回蛇が龍になるため必要な龍珠的なものを宿し生まれる女の子を巡り、悪の蛇+軍団に対し善の蛇に従う主人公というような話で、なぜか今度ははるばるアメリカに転生した女の子を狙って蛇クリーチャーvs米軍inロサンゼルス決戦。そして、終盤は悪の蛇クリーチャー軍団vs善の蛇クリーチャーの怪獣大戦争的なノリになる。

★ウニョウニョ動く蛇のディテールは本当2007年時点のCGIでは出色の出来だし、蛇の眷属たる謎の恐竜軍団vs米軍の誇るアパッチ戦闘ヘリとエイブラムス戦車のバトルは眼を見張る。しかし、戦車の前に歩兵を展開したり、きちんと敵味方が映画の横長の画面に収まってから戦車砲とかミサイルを撃って突入されたりとか、「米軍の皆さん、蛇の見せ場を作ってくれて、どうもありがとう」って感じである。

★えっ、続編が予定されてるんだって風の噂が。正気か?