鑑賞日記

絶対の愛の鑑賞日記のレビュー・感想・評価

絶対の愛(2006年製作の映画)
4.0
キム・ギドク作品で結構好きかも…
この監督にしか書けない世界がある

2年間付き合っているジウとセヒ。
しかし日に日にセヒは自分の容姿がジウを飽きさせているのではないかと思い込むようになる。やがてセヒは思い切り整形手術を行い、姿をくらます…

韓国の整形事情に深く切り込んだ内容。
セヒの心情が理解できるからこそ辛い…
トリアーやアルモドバルもそうだけど、男なのにここまで女性の心理を描けるの普通にすごすぎる。視野がえげつなく広いんかな?
オチはちょっと想像つかなかった。
ギドク作品に出てくる人物って基本依存体質だよね。常に繋がりを求めてる気がする

昔の自分の顔写真を今の顔に貼り付け、整形前の自分を完全に他人と思い込んでいるシーンはゾッときたけどあり得る心情変化だと思う…自作自演でジウをはめようとして思い通りにならなかったらキレるところとか人間の愚かさ丸出しです💦
整形対決はまぁ予想つくけどオチはまさかだよね。
主演女優になんらかの賞あげたい笑笑
あの狂った演技は日常生活に支障出るレベルじゃないとあそこまで出来ませんよ…

ラストはなんだろ🤥自分なりにネタバレありで解釈すると、現実世界へと溶け込んでいくメタファーかな、と。一般市民の映像が数秒流されてるシーンは、心理的に俗世に戻った映像かなぁ、と。つまり世の男はジウだけではねぇよってこと。だってジウやけにモテてたし💢
あの無人の彫刻からもそう予想しました
まぁ色々みてみます
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