さすらい農場

駅馬車のさすらい農場のレビュー・感想・評価

駅馬車(1939年製作の映画)
3.7
西部劇の神様が創出したキング・オブ・ウェスタン

衰退する西部劇を復活させたジョン・フォード
長年燻っていたジョン・ウェインの出世作
雄大なモニュメントバレー、危険なスタント
群像劇の面白さは映画の教科書 🏜🐎

はみ出し者、落ちこぼれ、甘ちゃん、強欲
世間知らず、無法者
アパッチ襲撃に怯える不穏な道中
嫌悪と疎外感と復讐心を乗せて走る駅馬車は
当時の世相の反映か

公開の1939年は嵐の前夜
その年、ナチスドイツのポーランド侵攻
翌年、日独伊三国同盟の調印
ヨーロッパの戦火は世界に飛び火

時代の鏡は時代を超えて変わらぬ我々を映す
性格の不一致、意見の相違
気に食わない奴、嫌いな顔
主義主張は違えども、同じ時代を生きる我々は
小さな駅馬車に揺られる[運命共同体]

これは色褪せない名作
白黒だからな🤭←などと茶化してはいけない!
…………
新年度初の [まだ観てないん会] 選定作品
剣々さんすばらしき王道チョイスありがとうございます♪
また名画と逢いましょうネ〜☆
サヨナラ👋 サヨナラ👋 サヨナラ👋

…の3.7★