西部劇の超名作ですが、ジジイになって初めて観ました。
想像してたのとは違う方向でも凄く面白かったです。
有名な駅馬車がアパッチ族の襲撃を受けるシークエンスは意外と短くて、馬車に乗り合わせる人々の群像劇が物語のメインだったりしますが、そこが凄く良かった。
酔いどれダメダメ医師のブーンが魅力的なんですね。
アクション西部劇的なものが観れると思ったら、良質な人情ドラマを見せてもらったという感じ。
もちろんクライマックスの襲撃シーンは80年前の作品とは思えないほどのド迫力。特撮的ななものを使わず実際に馬、馬車が物凄い速さで駆け、生身の人が超危険な状況で落馬し、連続で馬から馬に飛び移り、馬もド派手に転倒する。こんな撮影はもうできないだろう。
ローアングルから駆けてくる馬の集団を撮るといったショットがあったり撮影も古さを感じない。
クライマックスが二段構えになっていたりと構成もエンタメしてる。
爽快な気分で観終えることができるラストも素敵。
新たな命が産まれるシーンは皆優しい気持ちになるのでした~
◆雑記
・配信で観たけど、画質があんまりよくないなぁ。次はBlu-rayレンタルで観よう。
・絶体絶命のピンチで「騎兵隊のお出ましだ!」はこれがオリジナル?