akubi

少年と自転車のakubiのレビュー・感想・評価

少年と自転車(2011年製作の映画)
3.9
彼は何度もぬすまれる自転車を必死で追いかける。それは父親とつながるたったひとつの標だから。
『あたたかい。息が。』そう囁く孤独でふるえる小さな身体をだきしめた。
なにかを得るにはなにかを捨てなくちゃいけないなんて。こんな痛み。まだきみはそんなこと、知らなくていいはずなのに。

罰をきちんと受けいれた 彼の決意の表情が、涙でにじんだ。きっときっと幸せになれるから。きっとね。
akubi

akubi