まや

その男、凶暴につきのまやのネタバレレビュー・内容・結末

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

すごく面白かった。
終始映画内の画に惹きつけられる。
ずっと孤独感とハラハラ感があって映画に釘付けになる。

構図や割と無機質な色合い等、最初に撮った作品とは思えないほどの美しさ。

最後のシーンは光と影の使い方が最高にかっこいい。三角形に入る光の美しさ、ビル内のコンクリートの無機質さが、死ぬことへの無機質さとリンクしていて痺れた。

たけしさんは色気があってかっこいい。暴力が本当に痛そうに見えて、辛いシーンもあるが、芸人さんだからか普通にクスッと笑えるシーンが多くて良かった。物語的にどこかずっと死の匂いがするのもすごい。それを物語内で漂わせている感じどうやっているんだ...。
まや

まや