浦野いす

おくりびとの浦野いすのネタバレレビュー・内容・結末

おくりびと(2008年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしいテーマを題材にしたなと思えるし、納棺師について沢山知ることができて勉強にもなったので、これほどの評価がされて当然ないい映画だったと言えるのだけれど、都合の良すぎる展開が個人的に気に食わなかった。
途中、腐乱死体を扱うシーンもあったが、予算の都合上なのかはたまた刺激の強い表現を避ける為か、死体の映らないよう遠回しの映像となっているのだが、こういうシーンこそあえてリアルに映してほしかった。
全体的に現実味に欠けていて、あらゆる物を美的に改竄しすぎてるように感じる。
納棺師に対する偏見を拭えない妻との関係を、都合良く死んだおばあちゃんの遺体を媒体に回復させるとか、個人的にどうも納得の行けない無理矢理な展開が気に食わなかったです。
浦野いす

浦野いす