普通にお葬式を頼むと、納棺を家族の前でしてもらうことってないような。
調べてみたら別途お願いする必要があるんですね。
自分は死化粧された状態からしかご遺体を見た事がないので、化粧をする前から一連を見ることができるんですね。
これはこれでとてもショックが大きいことと思います。
ただ死を受け入れる時間ということを考えるなら、この時間はあった方がいいなと思いました。
人の死を扱う作品ながら、ユーモアをたっぷり交えているので見やすいです。
ご遺体に触れるからこそ、体温を感じたいという気持ちはとてもわかります。
普通のお葬式ならまだしも、腐乱死体とか事故現場での対応などを考えると、誰しもがやりたくない仕事内容ですね。
でも誰かがやらなければならない。
そういった現実にも触れてくれます。
本作の脚本は小山薫堂さんが書かれたんですね。
いつもラジオを聴いているのですが、職業は放送作家と聞いていたので、映画の脚本も書くんだーとビックリしました。
死に様を扱う作品というのはなかなかないと思いますし、人生の中でもそういった機会は家族を失った時だけかと思います。
様々なケースを知り、それにどのように人が向き合っているのかを知ることができる、貴重な作品。
数々の賞を取ったのも納得です。