このレビューはネタバレを含みます
ロレンツォに合わせてみんなが手でパスタ食べてる場面、ロレンツォのことをとても尊重しているのだと分かって愛でしかなかった
オモウリの変わらない優しさとエルカ酸を抽出したロンドンのおじいちゃんの職人ぶりに、人間の純粋な温かさを映画の中で久々に感じた気がして泣いた 引退間際のおじいちゃんカッコよすぎてカタルシスが凄かった
口達者なオーグストパパのキャラも良かったし、姉妹めっっちゃくちゃ似てて本当の姉妹みたいだった
終盤でロレンツォがウサギの絵本はNOと意思表示してミカエラが英雄伝を語り出すとそれと一緒に物語の中の風のざわめきや動物の鳴き声が聞こえ始める場面と、一番最後のミカエラの語りがロレンツォの声に変わっていく場面、徹底的な絶望の先に切り開かれた微かな可能性が尊すぎて泣いた