えそじま

素晴らしき放浪者のえそじまのレビュー・感想・評価

素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)
5.0
素晴らしき最悪な放浪者もしくは水の妖精。チャーリーが哀れみの涙でアメリカを濡らしたその翌年、ブーデュはフランスで人生に逆襲していた。

実際大迷惑どころの話ではない、この破廉恥の限りを尽くすぶち壊しが爽快なのは、映像も音楽も、綺麗に飾られた道徳をあざ笑うように軽やかで、水と光は『ピクニック』に劣らず美しく、ショットはこの上ないほど機知に富んでいるから。
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