papanda

リリーのpapandaのレビュー・感想・評価

リリー(1953年製作の映画)
3.7
行き場のない16才の女の子、夢に憧れ恋に恋して、自分の夢の世界と現実の境をさ迷いつつ少し大人になっていく。人形たちに真剣に悩みを相談したり嬉しいことを分かち合ったり、現実にはあり得ないシチュエーションだけど、レスリー・キャロンのなんともあどけない純真さなので納得。でもダンスは見事。メル・フェラーの暗くて陰気なのに実は暖かい心の持ち主ってのはいかにもそれっぽい。MGMミュージカルでは小品だけど、ハートウォーミングでよかった。
papanda

papanda