ぶん

未来を生きる君たちへのぶんのレビュー・感想・評価

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)
3.7
悪に対してどう立ち向かうのかが問われる作品。
どう考えたって復讐なんて馬鹿げてるし、憎悪の連鎖は未来を破壊するしかない。そんなアントンの考えは立派で正しいが、彼にはどうにもならないジレンマが伺える。
そんな中で二つの家庭の二人の子供たちの似ているけど違う環境の対比で大切な何かが揺れ動き緊張した。

傷つけられる事にどれだけ寛容でいられるか…人間そんなに強くはないし守るべきものがある限りエゴイストにもなる。
この物語では綺麗に上手く終わっていたけど、私は有り得ないと思う。
ぶん

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