チュン之丞

愛は霧のかなたにのチュン之丞のネタバレレビュー・内容・結末

愛は霧のかなたに(1988年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

Amazon Primeでの見放題終了間近ので探してたら、ジャケットが気になり鑑賞。

実在した動物学者の女の人の話らしい。

写真家とのイチャイチャシーンはもっと少なくても良かったかな。
てか自分も婚約者いたのにー。
プレゼントで犬とか、別れたときに犬が捨てられなかったからいいけどさ(´ー`)

子供のゴリラ(パッカー)を奪う為群れを皆殺しとか悲しすぎる。(しかもそのパッカーも、親から離され、ダイアンからも離されて2度も辛い思いをして、連れてこられた動物園で1年で死んだとか救いがなさすぎる)
ゴリラの手を灰皿にするとか意味不明だし。
頭は壁飾りとして最高1,200㌦(約18万円)、ゴリラの手は灰皿として600㌦(約9万円)で闇取引されるらしい。

ディジットが頭と両手首切断されて、木にもたれかかってる状態で発見された時は一瞬なにが起きてるのか理解が出来なかった。

これは脚色じゃなく、実際に起きたことみたいだし、一番お気に入りだったゴリラのこんな姿を見て、ダイアンの悲しみは計り知れない。

自分の事を見つめてくれた目も、手のひらに乗せてくれた手も、全て奪われるなんて…

センバガーレがいい奴!
もういっそセンバガーレとくっつけばいいのに。

他の人が止めないのに、唯一「マドモアゼル、そんなこといけない!やめて!」と止めたり、

「あんたはどっちの味方なのよ!」
と言われ、「あなたのです。ずーっとあなたの味方です。だけど今日はいけません」と諭され、
「頭を持ってったのよ…両手首も…」と泣き崩れて、センバガーレももらい泣きし、外にいた人たちも悲しそうに聞いてたシーンは悲しかった。


でも、劇中に市民が暮らす為にゴリラを売るとかいう話があったから、ダイアンも罠を除去するとかだけじゃなく、ゴリラを殺したり売る以外で、この地域の人がお金を稼げるように一緒に政府の人ともっと早くに考えればディジットの死を防げたのではないかと思ったりもする。

ウィキなどで読んだが、感染症にかかるといけないから、観光でゴリラを見に来るのもいけないとか言ってたらしい。

ゴリラをうまく使って、観光でお金が稼げるシステムを作れば地元の人のゴリラ保護の意識もわいたんじゃないかとも考えたりした。

保護活動が強引で殺されてもおかしくないと書いてあったけど、ディジットの件があるから、強引になるのも分からなくもない。

ゴリラの美しい写真を見ながら、心を満たして眠りについたのにあっけなく殺されてしまって可哀想だった。犬はどうなったんだ。

ラストのセンバガーレが、ダイアンとディジットの墓の石を繋げるとこ(囲んである石は地下の魂の平和を守り2つの魂を繋いで永久にひとつにすると序盤で言ってた)で終わるの綺麗だった。

母と一緒に見たけど、単調すぎて眠かったと言っていたので、恋愛要素削って100分くらいにまとめてくれたらもっと良かったかも。

色々言ったけど、ダイアン・フォッシーのおかげでマウンテンゴリラが絶滅せずに至っている事に感謝。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鑑賞日
2024年04月29日、Amazon Prime Video