にゃん吉

震える舌のにゃん吉のネタバレレビュー・内容・結末

震える舌(1980年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

子役の演技、凄すぎますね。驚いた。

内容に関しては、私は、少しずつ精神が崩壊していく両親の方が怖く感じた。
でもまあ、あの状況だと崩壊しますよね。
父親が最後、「破傷風菌と戦い、その恐怖に耐え、戦い通したのはまさこ1人だった」と言っていたけれど、そんな事ないよ、お父さんもよく頑張ったね。と言いたい。愛しているからこそ、支える側も辛いのだから。母親がおかしくなる中、自分がしっかりしなければと、おかしくなることすらも出来ない状況の中でよく頑張ったと思います。
お母さんも、どうにか助けたいという想いが強かったからこそだと思います。
そしてまさこちゃん、本当に抱きしめてあげたい。頑張ったね。私も思わずチョコパン買いに行きかけました。笑

しかし、娘を愛する気持ちに偽りはないものの、自らの感染を疑い怯える姿…。おかしなことでは無いし、視聴しながら私も疑ってしまった。人間って…。

本当に、回復する終わり方で本当に良かった。
女医さん、本当に素敵でしたね。

その反面、悪気はなくとも、「油断も隙もないんだから、、お父さんちゃんと見ててよ」←この言葉にとてつもなく辛くなったのは忘れられません。
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