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ロビン・フッドのMiYAのレビュー・感想・評価

ロビン・フッド(2010年製作の映画)
3.8
「いまさらロビン・フッドのリメイクかよ」と思いきや、ケヴィン・コスナーの映画の焼き直しではなかった!

そもそもの設定がロビン・フッドがシャーウッドの森に入って義賊になる前日譚で、ロビン・フッドが「戦争の英雄」として描かれている。この主人公の性格づけは屈強で威厳のあるラッセル・クロウのイメージとよくマッチしています。十字軍遠征やフランスとの戦争を背景にすることで物語のスケール感も出ていて、冒険活劇というより重厚な歴史ドラマというほうがしっくりきます。でも勿論アクションも充実(なんせ「グラディエーター」のコンビですから)。

難点をいえば、主人公と敵役ジョン王以外のキャラクターの存在感が薄いことか(もうちょっと仲間のキャラが立ってればなぁ)。あと、イギリスだからしようがないんですけど、曇り空ばかりで映画全体の雰囲気がどよーんとしているのが何気に辛いです。
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