Newman

心の旅のNewmanのレビュー・感想・評価

心の旅(1991年製作の映画)
3.2
有能な弁護士ヘンリー(ハリソン・フォード)はたばこを買いに外へ出て、居合わせた強盗に撃たれ重傷を負ったうえ記憶を失ってしまう。妻はかいがいしく彼のことを面倒みるのだが、ヘンリーは彼女の過去の浮気の証拠である手紙を発見してしまう。それでも、その後ヘンリーは本当の幸せとは何なのかに気づき新しく生きていこうとする。古い映画だと思った。皮肉っぽい見方だが、もの凄く忙しく働き、金を稼ぐ有能な弁護士は妻と子どもとの時間を持てず本当は不幸なのだというのは、映画を見る側の平凡な人間へのサービスと思えてしまった。実際は、「仕事は忙しい人間に頼め」というように、どんなに忙しくしていても余裕を持って仕事をこなすことのできる人間はいる。仕事も金も時間もある有能で幸福な人間はいるし、仕事も何もかもダメで不幸な人間もいるなどと思いながら見終えました。アネット・ベニングが主人公ヘンリーの奥様役だったのですが、相変わらず綺麗でした。
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