愛しのタチアナのまつこのレビュー・感想・評価

フィンランドのダサカッコイイロッカーがぐだっと繰り広げるロードムービー。

はじまってすぐのバイクシーンに期待が上がる。音楽がまた心地よい。

モノクロの壁に掛かるミシュランマン。シュールだなぁ。美術も好みなカウリスマキ作品は見ているだけで至福。

うまく唾は吐けないし、書類も確認せずトイレで使っちゃう俺カッコイイよね⁈なダメダメ感が愛おしい。お母さん締め出しといてコロッと紅茶党に変わるほのぼの感がまたいい。

人によっては合わないかもしれないけど、隠れた粋な演出に酔いしれたい素敵な作品でした。