宇京

愛しのタチアナの宇京のレビュー・感想・評価

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)
3.9
寝るっつったあと、ふたりで窓際にたち、広い部屋じゃないからどこにいても窓際かもしれないけれど、わざとらしく見つめあうこともなく、つったってるだけ。外がうるさいことに気がつく。ベッドの毛布のうえで中断みたいに眠ってしまったひとの指先の煙草のさきで灰が崩れそうだ、崩れる、すこしだけその煙草を吸ってみて、カーテンは閉めないけれど、毛布を折りたたむようにそのひとにかけたのならば、同じベッドなんだけど隣なのかなんなのかよくわかんないシーツに横たわったわたしも目をつむる。
宇京

宇京