ほのか

アキラ AKIRAのほのかのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.8
恥ずかしながらAKIRA初めて観た


「なんか…赤い…バイクの………あと青年…」だけの知識で単身満席の塚口に乗り込んだ。満席ながらもみんなマナーがよくて爆発が広がる描写とかで音がなくなるシーンでこんだけ人がおって無音になるのはすごいな…と妙な感心をしてしまった。
おはなし、映画だけで全部を把握するの至難の技じゃない??どこまでも救えないわたしはカネダくんがアキラだと思っていて(どことなく髪型も似てるやん)、その説を最後まで可能性としてあるな…と思い続けてました。誰も頑なに下の名前呼ばへんねんもん、カネダアキラやと思ってた。もし呼んでたら、ごめんなさい。

今観ずにいつ観る…!?って時代設定。これ、オリンピック決まった時履修済みのひとみんな震えたんやろうなあ…。やばすぎるな。NEO東京がやってくるよ…。
'88のアニメだとは思えないほどの描き込み。度肝を抜かれる隙もなかった。アニメ的やのに自然で、迫力があるのに繊細。いつまでも色あせることがないってこういうこと。
素人目やけど色の使い方がめちゃくちゃすごい…。例えば作業服のオレンジはどのシーンもオレンジやねんけど、一概にオレンジじゃない(伝われ)。鉄雄が赤のマントを羽織るのも、ああそこで選ぶのはやっぱり赤なんや…って納得と悲しさが同時に来た。光、靄、闇、心情が色でも表現されてるのがよくわかる。あと色の組み合わせ。甲斐くんの服の色、カーキの上下にブラウンのジャケット、パキッとしたオレンジのネクタイって整ってるけど遊び心があって素敵。他にもたくさん、アイシャドウでこの組み合わせしたら綺麗やろうな〜ってのがたくさんあってわくわくした!



気づけば2019年映画館50本目。今年はゆるゆる観ることにしてたのに結局ガツガツ観てる。