湯っ子

プリティ・ブライドの湯っ子のレビュー・感想・評価

プリティ・ブライド(1999年製作の映画)
3.8
ジュリア・ロバーツがひたすらかわいい!
明るくて気さくで無邪気で少女っぽさをいつまでも失わない、こんなモテモテガールが田舎町に暮らすとしたら、そりゃあ生きづらいでしょうよ。

私が印象に残ったのは、ジュリア・ロバーツ演じるマギーが女友達(ジョーン・キューザックっていつもこんな役ね)に「あんたは無自覚にフェロモンを撒き散らす!」と指摘されるところ。
マギーは「ごめんなさい、そんなつもり全然ないの。なんだか私ってみさかいない女みたいね」としょんぼりする姿がまたかわいい。自分でもそれをよくわかっていて、女友達も「も〜あんたってほんとかわいくって憎めない」と思っていることも知っている。だからそのあとのカモノハシの物真似には「こんな顔もしちゃうかわいい私」が出過ぎていて、ちょっとやりすぎかなと思った。

一見ハチャメチャな設定ではあるけど、4度目の結婚式を控えていた婚約者が意外とすんなり彼女を譲っちゃうというのは、彼女が好きというより、いわくつきの町いちばんの美女を攻略したいという気持ちの方が強かったからなのかもしれない。マギーの立場からすれば、濃くて狭い人間関係の中で、自分が戦利品として扱われるのはけっこうツラいことだと思う。みんなのかわいいアイドルでいることも楽じゃないのね。

反目していたふたりがやがて惹かれ合うというラブコメの王道は大好きなので楽しめた。
「プリティ・ウーマン」と同じ監督、主演のふたり。「プリティ・ウーマン」の設定では気にならなかった年の差だけど、このヒロインの相手役としては、リチャード・ギアはおじさんすぎる気がする。でも、精神年齢はヒロインと似たり寄ったりだから、釣り合いは取れているのかな。実年齢相応の男性ならば、元妻とは別れていなかったでしょうね。

多少のいちゃもんもつけましたが、馬に乗って駆け抜ける花嫁とU2の“I STILL HAVEN’T FOUND WHAT I’M LOOKING FOR ”のオープニングが素晴らしかったのと、やっぱりジュリア・ロバーツのまばゆい輝きが見られたので良かったです。

レインウォッチャーさん、ご紹介ありがとうございます☆
湯っ子

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