あちゃん

偶然にも最悪な少年のあちゃんのレビュー・感想・評価

偶然にも最悪な少年(2003年製作の映画)
3.2

カネシロヒデノリは在日韓国人
小さい頃から虐められてた彼は
無為な毎日を過ごしている。
ある日、彼の姉ナナコが
手首を切って自殺してしまう。
姉に一度祖国を見せたい彼は
姉の死体を持ち出し博多へ向かう…

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何年も前に見た作品。
愛くるしい市原隼人が見たくて。
市原隼人のビジュアルはこの頃がMAXだと思う

柄本佑と柄本明が親子共演してたことを
今回初めて知った。というか覚えてなかった
松山ケンイチや小出恵介、蒼井優まで出てる。
過去の邦画を見る楽しみはこーいうとこだよね




ずっとニコニコと笑い
頭のネジが飛んでいる主人公のカネシロ。

重い話を明るく語り
「僕朝鮮人だもん♩」とヘラヘラ言うが
その言葉には祖国への思いと
虐められた事への皮肉が混じってるのだろう。
ふとした時に吐くカネシロを見ていると
心が壊れてしまっているのが分かる。


カネシロだけではなく
登場人物全てがどこか壊れてる。

まともになりたいと言ったタローも
まともではない。




まあ正直ストーリーとしては面白くない
俳優がいいから最後まで見れる

当時見たときはめっちゃ良い!!
って思ったんやけど何が良かったんかな
私も狂ってたんかもしれんな

まだレビュー上げてないけど
"青い春"を見たあとだと
彼らの危うさが陳腐に見えてしまった。




最初と最後が繋がって
何でそーなったかの伏線回収があるのは
なるほどな、とはなりました

市原隼人に癒されたからまあいいや