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パトリス・ルコントの大喝采のsonozyのレビュー・感想・評価

4.0
『仕立て屋の恋』『髪結いの亭主』のパトリス・ルコント監督による、ある一座の巡業芝居に参加する初老の大根役者3人の楽しい珍騒動コメディ。

端役専門のエディ(ジャン・ロシュフォール)は、掛け持ちに走り回っていた。
とある面接会場で、復帰の機会をさぐる旧友ヴィクトール(フィリップ・ノワレ)と再会。
興行師シャピロン(ミシェル・ブラン)の地方巡業の役を得たと喜ぶ老俳優の話を聞いた二人は、気性の荒い仲間ジョルジュ(ジャン=ピエール・マリエル)も引き入れ、3人セットでその役を奪い、ギャラの安い地方巡業に参加することに。

ジョルジュは途中で安いギャラの額を聞き暴れ出すし、巡業先では3人のあまりの大根役者ぶりに主演女優のカルラ(カトリーヌ・ジャコブ)が激怒するし、大の女好きのエディはカルラに迫るし、緊張症のヴィクトールは隠れるし、ジョルジュは孫が百日咳にかかったとの連絡を受けて芝居どころじゃなくなるし…とメタメタ(笑)。
更に、興行師シャピロンは借金返済に追われ事務所を逃げ、かつて付き合っていた様子のカルラに保険金詐欺の相談を持ち込み、カルラが拒絶すると、執拗に追い回し始める。。

そんな状況で本番を迎え、セリフもロクに覚えない3人の即興芝居だったが、客にはウケ喝采を浴びる。初日大成功!と打ち上げで盛り上がるが、カルラはやってられないと3人をクビにさせてしまう。
だが、そんなことでは折れない3人は・・・

3人のキャラ、ファッション、音楽。楽しめました。
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