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はるか、ノスタルジィのbのネタバレレビュー・内容・結末

はるか、ノスタルジィ(1992年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

『めまい』の有名な瞳のクロースアップの中で幾何学模様が回転するタイトルシーンを思わせる、波紋が起きた水面の中で回転する女体が幻惑的なタイトルシーン。
めまい的なテーマ(女性に対する幻想の押し付けへの自戒)は監督の作品群の中で何度も見受けられるもので、今作もそれを扱ってます。なので本作の変態性は必然性がある、と...言えます、、言えるはず....です。
また、人間の正しくなさの肯定、失われていくもの、過ぎ去りしものへのノスタルジーというテーマもほぼ一貫していると思いますが、それらが全て入っている本作は、大林映画的テーマが凝縮されている作品と言えるのかも知れません。
にしても監督、、ロ●コンでマザコンって業が深いなぁ....笑
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