ヴレア

はるか、ノスタルジィのヴレアのレビュー・感想・評価

はるか、ノスタルジィ(1992年製作の映画)
2.5
小説家であり、ロリコンのおじさんが、30年ぶりに訪れた小樽の町で自分のファンの少女と出会い、ひたすら小樽をぶらぶらしながらの会話劇。自分の過去についての謎を解き明かしていくような話なんだが、はっきり言って長すぎる上に、そこまで引き込まれる話でも無くて。
詩的な引用を含んだ台詞の多用、お芝居を観ているかのような登場人物同士の対話、次第に色濃くなる戦争の記憶。
この辺はいかにも大林ワールドが全開という感じで、かなり観る人を選びそう。
小樽の情景が綺麗に映し出されていたのは良かった。あと、終始流れる久石譲の音楽がこの作品の雰囲気にとても合っていたと思う。
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