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電子戦隊デンジマンのssr701のレビュー・感想・評価

電子戦隊デンジマン(1980年製作の映画)
3.0
10月10日は比企理恵さんのお誕生日です!
おめでとうございまーす!
お祝いの意味も込めまして
美川利恵が出ている作品を見てみます(無関係)

ちなみに比企理恵の本名は比企理恵子なのですが
ウィキによると

【デビューに際し、芸名を一般公募したが、最終的には「本名から子を外すこと」に留まった。】

とのことです
応募無かったんかな…
なんか事務所側で考えたれよ…

ついでに言うと
歌手としては「恋のローラーブーツ」がオリコンチャート199位で最高位だったそうです
ということは「恋のワナ・ワナ」はもっと売れてないのか…
なんだか残念です

すっかり比企理恵について
詳しくなったところでさあ集中!
みんな!ちゃんとして!
映画のことだけ考えて!(お前が言うな)

デンジマンの劇場版ですね
45分か…短い感想で行けそうです!(←無理でした)
いざ視聴開始!


(ネタバレあり&ダラダラ長いだけです)


さあ名曲で幕開け!
イントロのシンセは「YMO第4の男」こと
松武秀樹の仕事だそうで
なるほどかっこいいわけです…

オープニング映像から爆破シーンのオンパレード!
採掘場の爆破はともかく
道路での爆破は許可を取るの大変だったのでは?
なんてもう立派な大人になったボクは
余計な心配してしまうのでした(ぜんぜん立派じゃないぞ)

爆破の恐ろしさから
ガニ股で慌てて逃げてるような気もしますが…
彼らはヒーローですからね!
気のせい…だと思います!

さて物語がスタート!
何といきなりお色気ムンムンサービス!
健康的なこんがり日焼けのビキニスタイルの
お姉さん登場です!
これは劇場に子供を渋々連れて行った
お父さん方も大満足だったでしょう!
「カモメの気分よ!」と謎の感想を述べるお姉さんを揉め(自粛)

そして!
お姉さんといちゃつくナウなヤングを
疎ましく思ったお父さん方の怨念が
大きな怪物と化してスクリーンに登場!
ヨットをぶち壊してナウなヤングだけを飲み込みます!
これを見たお父さん方だけが立ち上がって
ガッツポーズを取ったという伝説が
残されているとかいないとか…(残されてません)

さてデンジマン出動!
怪物退治のはずが隊員たちは
バカなヤングはとってもアクティブ!
という感じで水着ではしゃぎまくりです
うーん…どういうことかな?
実は!
これは遊んでいるように見えて「ワナ」!
海に潜んでいる怪物を誘い出す作戦なのでした!

隊員のひとりが海に向かって大声で叫びます!
「おーい!怪物!出てきて俺たちを飲み込んでみろ!」
えぇぇ…?
これって「ワナ」と言えるのかな…
じゃあさっきまではしゃいでたフリは何だったの?

こんなことを気にしてたら
どうも先には進めない内容のようです
3000年もの昔にデンジ星から地球にやってきた
船というのがどう見ても近代的な船だし
とにかく受け入れてついていくしかありません
ナスカの地上絵やピラミッドも
デンジ星の技術らしいので
船くらいはお手の物なのでしょう…
きっとそうです…


仮面ライダーの時もスーツアクターだけでなく
生身の人間だろうと爆破の洗礼を浴びていましたが
今作では幼女が爆破に巻き込まれています
マジか…(絶句)
抱きかかえられて斜面を転がり落ちるシーンまであります
スタッフは鬼かな?悪魔かな?

もう見え見えのバレバレでも
人形を代わりにしてあげればいいのに…
逃げ切ったあとで幼女は仔犬も抱いていたことがわかりますが
仔犬は爆破や転がり落ちるシーンからは免除されていたのでした
スタッフにも優しい心が残ってたようで良かったネ!(何が何やら…)


ちなみにこの幼女は翌年に
「太陽戦隊サンバルカン」にも出演し
そして「宇宙刑事」シリーズのすべてにも出演しています
その中でも「宇宙刑事ギャバン」第7話の
「怪物がひそむ花びらに少女は口づけした」
というサブタイトルのカッコよさは異常…!
あらゆる特撮の中でもトップレベルではないでしょうか?
(と思ったけどもっとすごいのがいっぱいありました
https://togetter.com/li/974408)
デンジブルーとギャバンは同じく大葉健二さんが演じてますので
ふたりは再会を喜んだことでしょうね!

さて幼女とデンジマンたちは
多くの敵に囲まれて危機となりますが
デンジタイガーという戦闘母艦が空から現れて
その風圧で敵を吹き飛ばしてくれます!
たぶん正義的な何らかのちからで敵だけが吹き飛びます!

敵も負けてはいられんと超巨大化して対抗!
逃げ回るデンジマンのバイクを槍で突き刺そうとします!
踏むか蹴散らした方が早いし確実なのでは…
案の定ひょいひょいと避けられます
ミニチュアのバイクが逃げるさまは
なんだか可愛らしいので必見のシーンですよ!

中盤には回想シーンで
デンジマン本編の第7話の
フィルムラーという怪人との闘いが出てきます
カチンコに書かれた「西部劇」や「時代劇」などの
指示に沿って
相手を変身させることができる
という面白能力の怪人ですね
その能力を発揮したところで
相手に銃や刀を与えてしまうという
致命的な失敗をしてるので
いったい何の効果があるのやらわかりません…


今作の最大?の必見シーンは敵の作戦会議シーンですね
超合金を使ってデンジマンたちの
動きをシミュレーションします
いい大人がオモチャを動かしながら
神妙な顔で会議をするのです
…でもこの会議は特に活かされることなく
敵の幹部たちは瞬間移動かなんかで
さっさと逃げ出すのでした
トホホ…


そもそも「これさえ手に入れば!」と
あれこれやって苦労して強奪した「虹の石」も
怪人をパワーアップさせたかに思えましたが
結局は普通に負けてしまっています
オモチャを使って会議なんかせずに
ちゃんとした反省会をしないといけませんね

それから
デンジピンクのお姉さんが縛られる過程と
その縄がほどかれるところと
海に飛び込んで逃げた後の
びしょ濡れ状態がほとんど映らなかったので
こちらの反省会もしないといけません
スタッフ全員を集めて正座して並ばせて
ビンタしていく必要性も感じる作品なのでした(教育)


余談
ギャバン第7話を見てみたら線路上の爆破シーンがありました
特撮スタッフは怖いもの知らずですな…
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