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天使の涙のmotoのレビュー・感想・評価

天使の涙(1995年製作の映画)
4.6
2回目の鑑賞。
「恋する惑星」に比べてよりアングラで退廃的な雰囲気がした。だから違う「クセ」のようなものを感じさせるし、より記憶に引っかかりを与えてくれる作品だった。

映像のアングルやパースの取れ方がかなりエッジが効いていたのも印象的。

チャーリー・ヤンと金城武が夜のバーで隣合って座るシーンは最高。
フレームレートを下げているせいか背後の人たちの動きが断続的で、より前の二人の間の時間が際立つような。チャーリーヤンが呆然と座る様子はチャーミングだった。

もちろん最後のflying picketsの「only you」が流れ出すタイミング、バイクの疾走感も素晴らしく、ここでもカメラのパースを強くきかせているから、バイクの進行方向と二人が同じ向きを向いて進んでいることがさらに強調された。
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